生まれたばかりの赤ちゃんは、教えられなくても排便します。これは、腸を動かし、排便するための「自律神経」がそなわっているからです。こどもが成長すると、自律神経のはたらきに加え、おしりの筋肉「括約(かつやく)筋」をしめたりゆるめたりすることで、自分の力で排便できるようになります。トイレトレーニングは、それに加えて、世の中で暮らしていけるよう、トイレをじょうずに使うためのこどもと家族の共同作業です。こどもにとって、トイレにはいること、服をぬぐこと、きれいにトイレを使うこと、手を洗うこと、といった一連の行動はたいへんなことで、トイレトレーニングにつまずいて便秘になったり、便秘がぶりかえすこともあります。お子さんの発達にあわせ、無理なくすすめましょう。