2020年7月10日 / 最終更新日時 : 2020年7月10日 上野 滋 ウンチの生理学 排便のしくみ その4 1.トイレトレーニングによる排便 生まれたばかりの赤ちゃんの排便のしくみは、自律神経のはたらき、すなわち腸の勝手なはたらきによるものです。赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で育つ間に腸管の自律神経のはたらきは備わります。 […]
2020年6月24日 / 最終更新日時 : 2020年6月25日 上野 滋 慢性便秘の病態 こどもが便秘になるわけ こどもの食事の変化 だれでも、口から食べ物をとることで生きています。成長しているこどもにとって食事はとくにたいせつです。生まれたばかりの赤ちゃんは母乳やミルクしか飲めませんが、数か月たつと離乳食を食べるようになります。 […]
2020年6月14日 / 最終更新日時 : 2020年6月25日 上野 滋 慢性便秘の病態 こどもの慢性便秘症の国際診断基準 便秘症について、はっきりとした決まりごとが知りたいという人のために、便秘に関する医学的用語や国際的な「便秘(症)」の定義、診断するための基準について記します。長いあいだ便秘が続き、便秘を治すために薬をのんだり、浣腸した […]
2020年6月14日 / 最終更新日時 : 2020年6月14日 上野 滋 慢性便秘の病態 そもそも便秘とは 快適な排便とは、規則的に、時間もかからず、適度な硬さの便を排出することです。快適な排便は健康のバロメータのひとつです。おとなもこどももすっきり排便することでおなかの不快感がなくなり、食欲が増し、からだの活動も活発になり […]
2020年6月14日 / 最終更新日時 : 2020年6月25日 上野 滋 慢性便秘の病態 裂肛(れっこう)・みはりいぼ -慢性便秘の前兆?- 「おしりが切れた」状態を、裂肛(れっこう)といいます。裂肛は、直腸と肛門との境目(のこぎりの歯のようにギザギザになっているので「歯状線」と呼ばれます)が切れた状態です。硬い大きい便が肛門を通るときに、歯状線の部分で切れ […]
2020年6月14日 / 最終更新日時 : 2020年6月14日 上野 滋 慢性便秘の病態 「ウンチ」するのはいや! ―便秘のきっかけ― 便秘のきっかけとなるのは、排便の体験がいやな思い出になったときです。ウンチしたとき痛かった、いやだったという思いがあると、こどもたちは、「ウンチ」をもよおしたときに排便をがまんしようとします。生まれたばかりの赤ちゃんで […]
2020年6月10日 / 最終更新日時 : 2020年7月10日 上野 滋 ウンチの生理学 排便のしくみ その3 意図的な排便―排便制御―のしくみ 1. 排便時の感覚(痛み)とその伝わり方 排便に伴う感覚は、自律神経や体性神経を通じて中枢神経すなわち脳に伝えられます。自律神経が伝える感覚のひとつに、腸管が動いたりふくらんだりするこ […]
2020年6月4日 / 最終更新日時 : 2020年6月10日 上野 滋 ウンチの生理学 排便のしくみ その2 1. 排便にはたらく自律神経のしくみ 食べものや飲みものを運ぶ腸管は内臓神経ともよばれる自律神経のはたらきで動いています。自律神経は意図的にはコントロールできない不随意の神経です。自律神経には交感神経と副交感神経という […]
2020年5月29日 / 最終更新日時 : 2020年6月4日 上野 滋 ウンチの生理学 排便のしくみ その1 1.大腸と便の形成 食べものは、口にはいると、咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)、蠕動(ぜんどう)という消化管のはたらきによって肛門に向かって運ばれます。咀嚼とはかみくだくこと、嚥下とはのみこむこと、ぜん動とはむにょむに […]
2020年5月18日 / 最終更新日時 : 2020年6月25日 上野 滋 ウンチの生理学 食べものの消化と便 食べものが口にはいると、かみくだかれ、つば(唾液)と混ぜられ、飲みこむと食道を通過して胃に運ばれます。赤ちゃんは、口の中に入ったものはそのまま丸ごと飲み込みます。歯が生えそろって、食べ物をかんで食べられるようになるのは […]