トイレトレーニングを無理なく進めるには、こどもの発達にあわせることがたいせつです。年齢とともに発達する、運動能力、ことばや理解力、気持ちや社会性の発達、を理解しましょう。
年齢 | 運動能力 | 理解力・ことばの発達 | 情緒や社会性の発達 |
0-1歳 | 原因と結果を関連づけはじめます | ほめられたり、認められると喜びはじめます | |
1歳-1歳半 | 歩きはじめます もよおしに気づきはじめます | おしっこやウンチがいっぱいになること、出ることがわかり始めます ことばでコミュニケーションできるようになり始めます | 他の子のまねをしたいと思うようになります 「自分ですること」に喜びをおぼえます |
1歳半~2歳 | 括約筋のはたらきを短い時間コントロールでき始めます | 目標(おまるをつかうこと)を思い浮かべることができ、用を足すまでおぼえていることができます ことばによる説明を理解できるようになります | 自己主張したくなります 親をよろこばせ、ほめてほしいと思うようになります |
2歳~3歳 | かんたんな服を着たり脱いだりすることができます | 記憶力が増し、おまるを決まった時間に使うことに役立ちます 想像力が増し、あそび(人形やごっこあそび)を通して学ぶことができます | できることが増えることを喜びます 男女のちがいがわかり、同性の親のトイレでの行動をまねるのに役立ちます |
3歳以上 | 腸の機能が次第に成熟し、おもらしやおねしょは5から6歳ごろには減ってきます | トイレに行くために、やっていることをやめ、行きつくまで気を散らさないでいられます | お友だちからトイレを使うのを促されるのがはげみになります シールをはったりごほうびをもらうのが楽しみになります |
(米国小児科学会編 トイレトレーニングガイドより)