こどもの食事とのつきあいかた その1

 こどもの健全な食事は、便秘の予防だけでなく、成長や将来の望ましい食生活のもとになります。しかし、よい食事をさせようと思っても、こどもが成長するにつれて自我がめざめ、「イヤイヤ」期になるとなかなか思うようには食べてくれず、好ききらいも生まれます。こどもたちの食事は「バトル」というお母さんもいます。こどもの毎日の食事をストレスなく、楽しくするための10か条を紹介します。元ネタは、米国小児科学会監修の本「Food Fights」です。

食べものでは戦わない

 いくらバランスのいい食事だから、野菜はからだにいいから、などと必死にこどもの口をあけさせようと思っても、疲れ果て、イライラがたまり、敗北におわるのは目にみえています。そもそも、食べものに関しては、こどもには勝てません。いやがるこどもに口を大きく開けさせることほど難しいことはあまりほかにないのです。こどもがじゃまされずにできるもっとも簡単なことは、体に入れることと体から出すこと、つまり、口かものを入れることと、オシッコやウンチをすることだといわれています。
 ではどうするか。できるだけさりげなく、しかし、あきらめることなく、食べてほしい食べものをこどもの前に並べることです。食べるか食べないか、どのくらい食べるかを決めるのはこどもとわりきることです。こどもの食事については、つぎのような原則があります。おとなの責任は、食べる「もの」、食べる「場所」、食べる「時間」をきめること、こどもの責任は、「食べるか食べない」かと食べる「」をきめること、なのです。
 

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