こどもの食事とのつきあいかた その10

 こどもの健全な食事は、便秘の予防だけでなく、成長や将来の望ましい食生活のもとになります。しかし、よい食事をさせようと思っても、こどもが成長するにつれて自我がめざめ、「イヤイヤ」期になるとなかなか思うようには食べてくれず、好ききらいも生まれます。こどもたちの食事は「バトル」というお母さんもいます。こどもの毎日の食事をストレスなく、楽しくするための10か条を紹介します。元ネタは、米国小児科学会監修の本「Food Fights」です。

長い目、広い視野で

 こどもの食事にこまったとき、長い目、広い視野でながめましょう。お子さんが、生後5週目でも、5か月でも、5歳でも、あせることはありません。まだ間に合います。食べることはそのときだけのことではありません。こどもの食事に関する問題は、一瞬の写真ではなく、どんどん様子がかわるビデオだとイメージしましょう。こどもの食べものに対する興味や好ききらい、態度は「いい」日もあれば「悪い」日もある、1週間ごとに変わる、と考えましょう。
 何を一口食べたか、1回の食事や1日の食事で何をどのくらい食べたかは大事なことではないと思ったほうが楽でしょう。考えてみれば、お皿の食べものは、長い歴史やいろいろなプロセスの結果食卓に上っています。こどもの食事のピラミッドも1日ではできないのです。

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