こどもの食事とのつきあいかた その8

 こどもの健全な食事は、便秘の予防だけでなく、成長や将来の望ましい食生活のもとになります。しかし、よい食事をさせようと思っても、こどもが成長するにつれて自我がめざめ、「イヤイヤ」期になるとなかなか思うようには食べてくれず、好ききらいも生まれます。こどもたちの食事は「バトル」というお母さんもいます。こどもの毎日の食事をストレスなく、楽しくするための10か条を紹介します。元ネタは、米国小児科学会監修の本「Food Fights」です。

見えなければ欲しがらない

 お子さんに健全な食事スタイルを教えるのに、「目にさせない」戦略は、直接的でも長続きする方法でもありません。しかし、こどもがお金や車を自由に使えないあいだは、バトルを避けるのにはよい方法で、強くお勧めします。どの年齢のこどもも目の前にあるものを欲しがります。また、「あとで」という理屈は通用せず、目の前にあるのにもらえないのはどうしてか理解できません。
 おやすみ前のミルクにしてもガムにしても、こどもに与えたくないときは、見えるところに置かないことです。キャンディを欲しがらせたくないのなら、家に置かないことです。スーパーなどで「ダメ」という回数を減らしたいのならば、クッキーやキャンディの並ぶところは通らないことです。もちろん、お子さんがテレビを見る時間も短くします。多くのコマーシャルが、食べさせたくない食べものや飲みもののものだからです。

Follow me!